d0iの連絡帳

気がむいたら書く

2021年まとめ

毎年1回しか更新しないblogとなってしまっているが、一応年と締めということでやっておこう。家としては子ども中心の生活なんだけど、仕事のほうも手が抜けず、家族には頭が上がらない1年でした。 このblog書く前にまとめたプライベートなメモだと、自分のネ…

2020年まとめ

2020年もあっというまでした(毎年言ってる気がする)。昨年後半から職責が変わって、なんだかんだ対応するためにヒーヒーいっているところにCOVID-19対応でエラいことになったけど、ポテンシャルの高いチームに恵まれて成果も出せてよかった。でも俺達の本当…

2019年まとめ

今年ももうおわりですね。ちょっとだけ気が早いですが年の瀬のご挨拶を。あっというまの一年でした。

「CO2排出量は車の5倍、力任せの深層学習は環境に悪すぎる」の嘘

掲題の記事が流れてきたのでびっくりして読んでみました。記事としては完全に虚報 (fake news) になってしまっているのですが、どうも世界的にこの虚報がはびこってるっぽい雰囲気を感じたので、微力ながら裏を取ってみました。みなさんの周囲に「AIの学習は…

2018年まとめ

まだまとまりきっていない気がしますが2018年まとめ。 総括 何とか生き残った 引っ越しました (たぶんもう引っ越さない)

決定過程の説明責任

AIの判断、企業に説明責任 政府が7原則 混乱回避へ法整備 :日本経済新聞いろいろとこの記事が社内外で話題を呼んでます.仕事でカバン持ち程度とはいえ関わったので,あまり内容についてあれこれ言うべきではない立場なのですが,一箇所だけフォローさせてく…

『AIは猫を「知っている」のか?』 ではあなたは猫を「知っている」のか?

引用部はAIが絶対に人間を超えられない「根本的な理由」を知ってますか(西垣 通,千葉 雅也) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)より それは結局、どこまで行っても「量」の世界ですよね。しかし今では、「計算能力の爆発的な向上」というクオンティティ上の変…

AIは人間を超えるか

「AIは人間を超える」なんて、本気で信じているんですか?(西垣 通,千葉 雅也) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)AIは水を理解していない、というのと同程度に人間だって水を理解していないだろう。「知ってるつもり -- 無知の科学」という本を先日丸山先生…

ふと今年になって記事を書いてないな。

誰も見ちゃいないのわかってるけど、3月のIOT/IA/SITE研究会でしゃべった内容でも貼っておくか。https://drive.google.com/open?id=14L99LArEdS7n_5N3H4bGxlUaiX59-OsmIOT研究会での発表。128ノードのGPUサーバの立ち上げの体験談みたいな話。GPUたくさんあ…

2017年まとめ

総括 子供が5ヶ月〜17ヶ月の期間なので、それだけ変化が激しい時期でもあります。子供の変化に対応していくだけでせいいっぱいでした。その上後半になるにつれ仕事もばたばたしてしまい。最近は「お仕事があるのは人生の喜び!」と前職で培った社畜力と高度…

「AI」のいくつかの側面

そのうちちゃんと書きたいこと。AIネットワークなんちゃら、を代表するような、AIを論じてる人達のAI論に混乱を感じることが多々存在する。彼らがAIに対して理解している側面には以下の3つの側面があるのではないか(仮説)。以下、論旨をクリアにするため、あ…

一方的に書かれるのも気に入らないな

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO19876010Q7A810C1KE8000/一部引用 有識者会議で筆者がお叱りを受けたのも、AIに対する「悪評判」を避けたいという企業の立場があるからであろう。しかしもし将来、本当にAIが暴走したならば、大衆の懸念を無視した…

人工知能と黒魔術

AI、あるいは人工知能ということばには、まるで魔法のようでどこかしら夢がありますよね。最近気がついたのですが、もしかしたらその「夢を見せる力」が、人の認知能力を鈍化させていて、人工知能に関する議論が迷走するのではないかと、最近思っています。…

AI脅威論 vs. AI道具論

4/26の日経に「憲法学のフロンティア(上)AIのリスクに対応急げ」という記事が掲載されています。また、これとは別に「AI社会は信用できるか」という記事も同日掲載されています。日経は以前から総務省の「AIネットワーク社会推進フォーラム」のシンポジウム…

「トロッコ問題」雑感

トロッコ問題と自動運転という議論がある。例えば完全自動運転自動車とトロッコ問題についてなどが、ちょっとぐぐっただけで目につく。本来は人間の選択のジレンマについての議論だが、これを援用して、自動運転の問題にした人達がいる。自動運転において、…

2016年をふりかえって

記録らしい記録をちゃんとつけてなかったので、記憶に頼ったかんじになるのですが、一応簡単にまとめておこうかなと。 1月 子供が生まれるということで車を探しはじめる。地元の神社で安産祈願とかも。仕事ではまだ兼務が残っており、兼務先業務としてMITの…

創作と模倣の間にはなにがあるのだろうか

機械学習屋の末席に加わって一ヶ月が経ちました。まだ仮採用ですが。もちろん、自分にはバックグラウンドがないので、まだまだ一員として活躍する、という状態にはなれていないですが。日々精進あるのみです。さて、昨日 @kurekure_kun と久々にふと飲んでた…

現職を退職いたします

このblogもほとんど活用されていないのですが、節目ぐらいはまじめに書いておこう。7/11が、現職(株式会社東芝 研究開発センター)の最終出社日となります。思えば16年、役に立たない*1研究ばかりやってきました。そんな中にも多少の未来を感じさせる価値を生…

2015年もお世話になりました。/今年をまとめてみる。

なんだか毎年最初に書くブログが大晦日ってのも、毎年の余裕のなさを示していますね。今年は年賀状が片付いているので、昨年よりも余裕がありそうです。昨年の例に倣って、今年を簡潔にまとめてみます。 年頭の誓い: 2015年の年頭の誓いは人生の誓いになりま…

2014年もお世話になりました。/今年をまとめてみる。

なんだか今年最初に書くブログが大晦日ってのも、今年の余裕のなさを示していますが、、、まだ年賀状が書けていません。あまり余裕がないので簡潔に今年をまとめてみます。 年頭の誓い: SELinuxと仲良くなる → あまり仲良くなれず。とりあえず、offにはしな…

EXIにおける文字列 (String) と QName

だいぶ時間があいてしまいました。EXIにおける文字列の扱いと、おまけでQName (Qualified Name) の扱いについて説明します。XMLにおいては、同じ文字列が何度も登場します。タグに囲まれた文字列だけではなく、タグそのものも文字列ですね。 これらを表現す…

自由と束縛と仕様と技術と

最近W3Cの戦略を聞いたり*1、いろいろ考えたりして、ようやく得心したことがあるので簡単にメモ。IETFあたりの文化圏では(少なくとも表向きは)技術の発展にとって特許とか邪魔なだけ、という文化が見え隠れしていて、自分もそちら側の文化にどっぷり漬かって…

[EXI][技術] データ型とその符号化

[EXI][技術] EXIとは何か? (準備編) - doiの連絡帳 の続きです。本節では、EXIにおいて整数などの単純な型をどのように符号化するかについて説明します。なお、文字列についても触れるつもりでしたが、長くなってしまったので次回に分けます。 [EXI][技術] …

EXIとは何か? (準備編)

http://live-e.naist.jp/sensor_overlay/6/でEXIの話をして、「日本語のEXIの解説記事がない」ということに今さらながら気がつきました。WikipediaのEXIのエントリでも良いのですが、百科事典は解説ではないのと、僕の解釈は偏っているので、こちらに書こう…

MessagePackに関する私案 / An Idea on MessagePack

こんな所に書いても誰も読まないと思うが。また、誰かしらこの程度の発案はしていると思うが。UTF-8 文字列を既存仕様に追加して相互運用性をなくすのは、時間とコストの無駄だし、がんばってもUTF-8文字列「しか」追加できない。Rawをちゃんと拡張できるよ…

XMLとスキーマの話

http://it.slashdot.jp/story/13/01/16/0220256 (XML-形式で行政データを提供する鯖江市)ちゃんとスキーマ(というか、スキーマの体系)を共通資産として定義しないと、XMLである意味ないような気がするのだが、どうだろうか。XMLに関する誤解って多いと思うの…

セミペアプロ

正しいペアプログラミングじゃなくて、書いてもらったサブルーチンを結合するときに、横に座ってもらいながらあれこれ聞きつつ、結合コードをがりがりと書いていった、というだけの話なんですが。プログラミングっていっても私のは所詮素人芸なので、ひとさ…

吉村靖孝 ビヘイヴィアとプロトコル

吉村靖孝 | ビヘイヴィアとプロトコル (現代建築家コンセプト・シリーズ)作者: 吉村靖孝,メディア・デザイン研究所出版社/メーカー: LIXIL出版発売日: 2012/09/25メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る建築家の友人がtwi…

Revisiting OSI 7 Layer Model

今更だけど、OSI 7 Layer Modelを考えなおしてみます。この1年ぐらい、OSI Modelが実はよくできているモデルだった、というか、Internet ArchitectureがどんどんOSI Modelに近付いている、という気がしているのです。

老兵としてどうふるまうべきか

老兵といってもまぁ、まだ若いつもりなのですが、もはや若手とか言ってると殴られそうなので、せいぜいコドモぶっているのが関の山です。とはいえ、世間にあえて背を向けて、20年前のコンピューティングスタイルをひきずっている面がある人間として、なんだ…