d0iの連絡帳

気がむいたら書く

オバマ体制に思う

オバマ政権の閣僚は15人中13人が修士以上の学位持ちという。他の政策はどうかわからないが、技術政策という意味ではこれは怖い。政策決定をエンジニアリングとして見ることができる政府は、トンガった技術を競争力の源泉とすることを心得ている可能性が高いからだ。

そして、ひるがえって我が永田町を見ると、学位持ちの政治家もいるにはいるが、データの読み方もわからない連中が幅を利かせていたりする。技術屋商売という意味では、勝ち目が感じられない。

もちろん、利害調整型政策決定な政治家や、イデオロギー実現型政治家も大切だし、良い点はたくさんあるので、オバマが学者重用型だからといって全方面で恐れる必要はないのだが。

歴史が証明するように、狂ったエンジニアは往々にして最悪な政策立案においてもその優秀さを遺憾無く発揮する。ちなみに、僕は、アドルフはエンジニアだったのではないかと、ちょっと思っている。あぁ、そういう意味ではエンジニア内閣が暴走する可能性もあるのか。